終わりなき旅のように生きたい

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車で行く北海道一周の旅 2015夏【23日目その2】ニセコ~京極~洞爺湖

どうもこんにちは。

ぱんきちです。

 

23日目の後編は洞爺湖の途中からになります。

しあわせのパンの世界を味わった後に起こった思わぬアクシデント!

地元の方に本当に感謝感謝。

夜は壮瞥温泉を楽しみ、夏の夜に咲く花火を見て洞爺湖を満喫しました。

前半はこちらから

 

owarinakitabi.hatenablog.com

 

 

手造りらしい武骨な造形美が素敵!ガラス工房「gla_gla」

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前回お伝えしたゴーシュと同じ洞爺湖町月浦にあるガラス工房です。こちらのガラス作品が「しあわせのパン」の中で使用されており、とっても素敵で、実物を見てみたいと思い訪ねてみました。

ガラス工房とカフェも兼ねたショップが併設されています。

写真を撮りたかったのですが、そのアートな雰囲気に押され撮れませんでした。

なので、どんなガラス作品かはリンクを見ていただきたいですが

人間の手で作っているからこそ生み出されてる味わいある形が素敵なんです。

造り手の感情や想いが宿っているかのような温かさを感じる作品です。

それに何といってもガラス自体の美しさがすばらしいのです。

高い透明度とかわいらし気泡が自然を感じます。

 

作品はグラスからお皿などまでいろいろあり、何か買って帰りたいと思ったのですがちょっと予算オーバーで断念。というか一日検討ということにしました。

glass cafe gla_gla | 洞爺湖月浦

夏の花が咲き誇るレークヒルファームで牧場ランチ

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お昼はこちらでピッツァランチをいただきました。

場所は国道230号線沿い、広い牧場に建てられた可愛らしい建物と目の前に広がるお花畑が特徴です。名物は牧場で絞った新鮮な自家製牛乳を使ったジェラートらしいのですが、フードメニューも充実だったのでピッツァをチョイスしました。建物の裏手は広い草地が広がっており、そちらでお昼を食べている方も多くいらっしゃいました。また遊具がレンタルできるようで、家族連れにもってこいですね。 

出発前から恐れていたことが現実になった。

 レークヒルファームを後にして、湖の南側にある温泉街に向っている最中です。

なんとなく車が左に寄っていく感じがしました。

「きっと道路が左に斜めになっているからだろう。」

運転を継続。

すると今度は、なんとなく聞こえてくる変な音と右足に伝わってくる振動。

「きっと、道路がでこぼこしているからだろう。」

 

そんなことを多少気にしながら運転を続け、温泉街の入り口付近までやってきたところで、振動がさっきよりも大きくなり、「ズルズル」といった音がします。

 

「もしや・・・・・」と思い

 

脇道に入って車を停め、降りてみました。

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「やっぱり・・・・」

 

完璧なるパンクというやつです。

「いやいや、うそでしょ」とつい疑ってしまうほど現実を受け入れるのに少し時間がかかりました。

当たり前ですが、何度見てもパンクしてます。

ずっと見ててもパンクが治るわけではないわけで。

 

「さて、どうするかな」

 

と、ここまでは運が悪いですが、ある意味運が良かったかもしれません。

そう、ここは道内屈指の温泉リゾート地・洞爺湖であり、しかも自分は町内メインの温泉街にいます。車を寄せた場所から50mほど行ったところにガソリンスタンドがあったのです!まさにガソリンスタンドが天の国のように見えます。

ぼこぼこいいながらノロノロ運転でガソリンスタンドに到着。

 

スタンドのスタッフさんに見せると

「あら~やっちゃったね~」と苦笑い。

車で道内を周っている旨、ここまでの経緯を説明すると、

「タイヤにヒビが入っちゃっているから走りすぎかなんかかもね。どっちにしろ、まだ帰らないんだったら、とっかえちゃったほうがいいよね」ということでタイヤ交換決定。

 

パンクでタイヤ交換は今までに2回ほど経験しています。直近では1年ほど前。どちらもガソリンスタンドでエアチェックしてもらった際に釘が刺さっているのが見つかりその場で4本全交換。タイヤのバランスを考えると1本だけ交換というのは避けるのがベターらしいのです。

 

ところが、ここのスタンドのスタッフさんは

「1本だけでも大丈夫だよ!まだタイヤ新しいからもったいないしょ!?」と

なんて素敵な考えでしょうか。

早速、タイヤのブランドや型番を調べてくださったのですが、同じタイヤは在庫切れ。すぐにどっかに電話をかけてくださり

「室蘭にあるから今から持ってきてもらうよ!観光するしょ?代わりの車貸そうか?」

 

もう、素敵過ぎます。

たったタイヤ1本を高速に乗って室蘭から運んでくれるというのです。

スタンドの近くがすぐ湖畔の公園になっていたので散策して待機。

小一時間後に交換完了の連絡をもらい、再度スタンドへ戻りました。

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完全復活。

折角なのでパンクしたタイヤを見せていただきました。

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どうやら温度のせいでも走りすぎのせいでもなく、なんか踏んだらしいのです。そこから徐々に空気が漏れていたみたいで、踏んだのは結構前っぽい。その証拠がタイヤの中の粉。タイヤ内側のゴムが削れた粉です。

ま、逆にそれでよかったです。一日の走行距離は多くても250㎞程です。その程度でパンクしてしまっては先が思いやられます。

 

ちなみにタイヤ交換の料金はタイヤ代と工賃入れて1万ちょっと。

場所が場所だし、タイヤを運んできてくれたりしたんだからもっと高いと思っていたのに、こんな安いとは。

4本交換した都内のスタンドの1本あたりの値段より安いんじゃないか。

しかも

「タイヤのバルブ、ついでだから4本全部交換しておいたよ!これはサービスね!」とスタッフさん。

どこまで親切なのさ。

本当に感謝です。

この場を借り改めて御礼を申し上げたいと思います。

ENEOS 洞爺湖SS / 室蘭石油(株)のスタッフの方、本当にありがとうございました。

 

後で思ったのですが、北海道内は何十キロもスタンドがない区間がたくさんあります。なので、この時のパンクが、そういった区間や峠の中で起きなくて本当に良かったです。心配な方は、給油の度にエアチェックをしてもらった方が良さそうですね。

 

ママがとっても温かい!ペンションおおの

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今日のお宿は「ペンションおおの」さん。リゾートホテルが立ち並ぶ洞爺湖温泉街を抜け、壮瞥温泉エリアにある湖畔のペンションです。とっても小奇麗な建物で、道路を挟んだ正面には洞爺湖の絶景が広がっています。

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お部屋はお家のように広々、しかもレイクビューです。そして、なんといってもこちらのママさんがとっても陽気で感じがいいんです!

 

ただ、残念ながらお風呂は温泉ではなかったので、セイコマを挟んだ隣にある「かわなみ」という温泉宿に入りに行きました。

そして、この温泉が大正解でした。この「かわなみ」さんは、洞爺湖畔で51年続く老舗の湯宿で、日本百名湯に選ばれた温泉が自慢です。24時間100%源泉かけ流しでもちろん循環・加水・塩素殺菌はしていない温泉です。湯質はあっさりと柔らかい優しい質感で抜群です。この温泉に入るだけでも洞爺湖に来た甲斐がありました。次は泊まってみたいですね。

 

日没の洞爺湖と夜ににぎわう洞爺湖温泉

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温泉のあと、ちょっと温泉街の方に行き散歩してみました。

画像が荒いですが綺麗な夕暮れです。

程なくして暗くなり、温泉街周辺はイルミネーションが輝き始めます。

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なかなか綺麗です。

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湖畔の公園では、盆踊り大会をやっていました。外国からきた観光客の方がたくさん集まりにぎわっています。これは喜ばれるだろうな~。

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 そして、〆は湖面に咲く大輪の花火です。

船上から打ち上げているようで、ペンションの正面でも見ることができました。

 

これで23日目は終了です。

 

この日は本当にいろいろありましたが、とにもかくにも助けていただいたことへの感謝を感じる一日でもありました。

 

さて24日目は洞爺湖から日本屈指の温泉地・登別に向かいます!

 

ではでは。また次回!