終わりなき旅のように生きたい

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プロはこうする。今さら聞けない卵の正しい割り方

どーも、ぱんきちです。
時々登場する料理ネタです。

ちょっと前にツイッターで『卵の割り方がわからない。誰かおしえて』というとんでもないツイートを目にしました。気になって「卵 割り方」で検索したら出てくる出てくるウソみたいな割り方。箸でつんつんやって小さな穴を開けている人、地道にぺきぺきと皮を剥いでる人、その他たくさん。別に誰しも料理が出来るべきとは思いません。でも卵くらい割れてもいいんじゃないかと思うのは当然ですよね。

ということで

みなさん、卵、ちゃんと割れてますか?

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幼稚園生じゃあるまいし、そんなの割れるに決まってんじゃん!馬鹿にすんな!

なんて声が聞こえてきそうですが、黄身が崩れちゃったり、殻が入っちゃったりすることは良くあります。目玉焼きを作るときに、小さな殻が入っちゃって、取りたいけど火傷が怖いし、イライライライラ。あるいは、黄身がどろ~んと崩れて、あ~ぁとため息。キッチンという現場で起こる料理あるあるです。
じゃ、その原因はなんなのか?

原因は、”ヒビの入れ方”

http://www.flickr.com/photos/37701355@N00/16626896511

多くの方が割り入れる容器やまな板などの角、縁でヒビをいれてると思いますが、これだと細かくヒビが入ってしまう上、殻が内側にめり込んでしまいます。それで実際に割ったとき、細かい殻が白身にくっついて落ちてしまうんですね。おまけに、めり込んだ殻が黄身に刺さって、黄身が崩れやすくなります。

プロは卵で卵にヒビを入れる

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最も良いヒビの入れ方は、”卵にぶつける”です。プロもやっている方法がコレです。両手に卵を1つずつ持って、側面同士をコツンとぶつけ、ヒビが入った方を割ります。殻が入ったりせず、キレイに割れます。

何故かというと、これは卵の丸みのおかげです。卵と卵をぶつけると、片方の卵の丸み通りのヒビが入ります。クレーターのような感じのヒビですね。広すぎず狭すぎない範囲で、内側に向かって絶妙にくぼんでくれます。この絶妙な内側へのくぼみが、割るときに指をグッと入れなくても割れてくれます。まさにパッカ~ンといった具合です。また、ヒビの入り方が細かくならないので、白身くっついたり混ざったりすることはありません。

また、両方とも割れそうと心配するかもしれませんが、安心してください。2つとも割れることはありません。殻の薄い方だけが割れてくれるんです。

上手くヒビが入ったらあとは簡単。親指をちょっと割れ目に添えて、左右の手で開くように動かすだけ。特に力も必要ありません。もちろん、ほじくる箸もいりません。

平面だとヒビが入りすぎてしまう可能性がある

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よく平らなところでヒビを入れるのが良いとも言われてますが、場合によってはヒビがものすごく入りすぎてしまう可能性もあります。ぶつける力加減が難しいんですね。また、ヒビの方向も内側に入らないので、割るときに割りにくい。なので、あまりオススメはしません。

丸いものならOK

卵が一個しかない、あるいは、卵同士をぶつけるのは勇気がいるという方は、とりあえず丸いものでヒビを入れるといいと思います。ボールやお椀の側面とかがオススメです。

終わりに

この割り方は以前飲食店で働いていたときにしていた方法です。両手で持って、お互いをぶつけて片手で割る。一日に何十個と割らなければいけない飲食店では一番これが合理的で、スピードも早い方法なんですね。卵の割り方ひとつとっても料理は本当に奥が深いです。

それにしても画像が全部卵ってなんか変。