終わりなき旅のように生きたい

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車で行く北海道一周の旅 2015夏【21日目】余市~積丹~岩内

どうもこんにちは。

ぱんきちです。

 

北海道一周の旅も3週間目に入りました。

残り1週間程度しかありませんが、安全運転で楽しんでいきたいと思います。

 

さて、そんな21日目の工程は、余市~積丹~岩内までの約100㎞です。

余市でニッカウヰスキー余市蒸留所を見学した後、積丹半島でウニや絶景の岬を楽しみ、宿泊地でもある岩内に向かいます!

 

ウイスキーのイロハがわかる!ニッカウヰスキー余市蒸留所

スペース・アップル余市の朝です。蒸留所の裏手にあり、歩いたらすぐです。

開館の9時までぼーっとゆっくり過ごします。

その間に、帰りのフェリーを予約しました。また別でご紹介しますが、帰りは津軽海峡フェリーです。大間まで渡り、東北を楽しみながら東京まで帰るコースにしました。

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 9時を過ぎましたので、身支度を整えて歩いてニッカへ。

このニッカウヰスキー蒸留所は、日本ウイスキーの父・竹鶴正孝がウイスキーを製造し始めた蒸留所で、ニッカウヰスキーの原点と言える場所です。ご存じの通りNHKの朝ドラ「マッサン」でその名がより知られるようになりましたが、竹鶴正孝が日本のスコットランドと称し、自身の理想郷としてこの余市を選んだそうです。所内には、石造りの蒸留施設が立ち並び、ウイスキーの製造工程を包括的に学ぶことができます。またニッカやウイスキーの歴史に加え、竹鶴正孝とその妻リタの物語を展示する資料館もあり、マッサンのファンだけでなくとも楽しめるスポットです。

ちなみに見学料は無料です。また予約が必要ですが、無料のガイドツアーもあるようで、こちらもいいですね。

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乾燥棟や蒸留棟、貯蔵庫など製造工程ごとに分かれた建物。所内にある9棟が国の登録有形文化財として指定されています。赤い屋根と石造りが歴史を感じる建造物です。

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 こちらは蒸留棟です。ポットスチル(単式蒸留器)が並んでおり、現在も昔と変わらず「石炭直火蒸留」が行われています。この石炭直火蒸留を行っているのは、世界でもこの余市蒸留所のみ。温度調節が大変難しく熟練の職人技が必要のようです。

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こちらはリタハウス。旧研究室のようです。グリーンの屋根がかわいらしく、外国の建物のようです。

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一号貯蔵庫です。石造りのため中は夏でもひんやり。床は適度な湿度を保つため土のままです。ウイスキーは樽の木目を通して呼吸し、熟成していきます。その際、蒸発もするそうなのですが、そのことを「エンジェル・シェア=天使の分け前」と言うそうです。とってもおしゃれな言い方ですよね。

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もちろん竹鶴正孝さんもいらっしゃいます。

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遊園地のアトラクションに並ぶように混雑しているのが、旧竹鶴邸です。創業者竹鶴正孝とその妻リタが暮らした家です。

 

所内を奥に進むとお土産ショップがあり、今回は「ニッカ シングルモルト余市12年 ウッディ&バニラ」を買って帰りました。余市蒸留所限定ウイスキーで、ISC2014で金賞を受賞しているようです。180mlと小さなボトルですが、お値段が結構します。アジア人の観光客が爆買いしていました。すごいですね~。

 

こんな美味いのははじめて!積丹の生うに丼

余市を出発して海岸線を走ると積丹の町に到着します。日曜日ですし、夏ということもあり、海水浴やBBQのお客さん達で混んでいます。この旅はじめての渋滞を経験しました。

さて、積丹半島の名物グルメといったら何と言っても「ウニ」ですね。

ということで、お昼はうに丼に決定です。

お食事処みさきというお店がお目当てでしたが、有名店なだけに激混み。少し先に進んで、空いてそうな「さわ」という食堂に入ってみました。

早速、生うに丼を注文。2500円くらいしました。まぁ、折角なので奮発してしまいましょう!

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そして、運ばれてきたのがこちらです。

みょうばんを使ってない生のウニがびっしりと敷き詰められています。何もつけずに食べてみます。

「ん~~~甘くて、とろとろで美味い!」

変な磯臭さや独特のツンとした感じも全くありません。

これが本物のウニか~と感激。

ウニだけなので、さすがに途中で飽きるかなと思いましたが、さらっと食べきれちゃいました。

お店の店員さんはものすごく不愛想ですが、味は大満足です笑

ちなみに、積丹のウニは6月からが旬。半島周辺の良質な海藻を食べて育つウニは、道内屈指の味わいです。

 

積丹ブルーの海と岸壁が絶景!島武意海岸

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食事後、積丹岬方面に少し戻り、日本の渚100選にも選ばれている「島武意海岸」に行ってみました。駐車場から歩行者用の狭くて暗いトンネルをくぐると、歓声があがる絶景が広がります。積丹ブルーと言われる鮮やかな青の海に、断崖絶壁や奇岩がみせる眺望。上の写真に小さく見えるように、海岸まで徒歩で降りることができますが、かなり急ですし、時間も結構かかりそうです。自分も途中まで行きましたが時間的なことを考えて断念しました。

ワールドクラスの美景!神威岬

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島武意海岸を出て、再度海岸線を西進むと積丹半島屈指の観光スポット「神威岬」があります。駐車場に車を停め、遊歩道を歩いて約20分、距離にして約770m。積丹ブルーの透き通った海とダイナミックな景色を眺めながら岬の先端まで行くことができます。

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岬の先端に続く遊歩道の入り口には「女人禁制」の文字。

こちらは、かつて奥州から逃れてきた源義経に恋した女性が、さらに北へ旅立った義経の後を追ってこの岬を通り、身を投じて以来、女性を乗せた船がここを通ると必ず転覆するという言い伝えがあるためです。

もちろん現在は誰でも入ることができるので、ご安心を。

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険しい崖や岩と美しい海が素晴らしいコントラストです。ただ、めちゃくちゃ風が強いです。。。

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岬の先端に続く遊歩道は、しっかり整備されていますが、アップダウンが激しく、なかなか足腰にきます。左右が絶壁の場所もあり高所恐怖症の自分には少々堪える場面もありました。ただ、とにもかくにも眺めがすばらしいです!初夏にはエゾカンゾウが咲き乱れさらに美しい景観なようです。

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岬の先端の先には、神威岩と呼ばれる奇岩があります。こちらは、義経に恋して身を投じた女性が姿を変えた岩と言われています。

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先端から戻り、駐車場付近にある「カムイ番屋」でひと休み。

積丹ブルーを模した積丹ブルーソフトをいただきました。

とってもさわやかな味わいと甘さがなかなかおいしいソフトクリームでした!

 

日本海と積丹半島を一望!いわない高原ホテル

積丹を出発して、本日の宿泊地・岩内町にやってきました。

神威岬から大体小一時間で到着しました。

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お宿は、いわない高原ホテルさん。岩内町内にある高原の上に建っている昔ながらのリゾートホテルです。高台に建っているだけあって、岩内の街並みと日本海・積丹半島を眺められます。また岩内は温泉も有名。こちらのホテルももちろん温泉で源泉かけ流しです。

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部屋の窓からの眺望です。少し曇ってますが、美しい夕景です。

夜になると岩内町の夜景も楽しめました。

 

そんな感じで21日目は以上です!

 

翌日22日目は、岩内からニセコに向かいます!

ではではまた次回!