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車で行く北海道一周の旅 2015夏【17日目~前編~】朱鞠内湖~音威子府~稚内

17日目は、朱鞠内湖~美深町~音威子府~浜頓別~猿払~稚内まで約210㎞の工程

朱鞠内湖を出発し、美深町で温泉タイム。音威子府で黒い蕎麦を楽しんで、浜頓別経由でオホーツク海沿いを北上、そして、ついに日本最北端に到達です!

道北内陸の深い森から一気に海外線にスイッチする、同じ北海道でも、また今までとは違った景色が楽しめたルートでした。道北最高!

ただ、この17日目も【前編】と【後編】に分けさせていただきたいと思いますので、

前編は音威子府の途中までのご紹介です!

 

【追記(2/23)】

Travel.jp〈たびねす〉にも寄稿しました!

guide.travel.co.jp

ローカルな湯!美深温泉

風一つない静かな朱鞠内湖の朝。8時半頃キャンプ場を出発し、給油するために一旦名寄に寄って北上、10時過ぎに美深の道の駅に到着しました。

 

「ん?美深温泉?」

 

どうやら、道の駅の裏手は森林公園びふかアイランドという場所のようで、その中に温泉施設があるとのこと。

前日はキャンプだったので、早速入ることに決定。

この美深アイランドというところは、キャンプ場や美深チョウザメ館、テニスコートなど、なんだからいろいろあるみたい。なんでチョウザメ?と疑問が残るが。。今度調べてみよう。

 

美深温泉ですが、よくあるリゾート風、和モダンな作りではなく、町内にあるローカル色が強い施設の雰囲気。料金は400円と旅行者にとってはうれしい価格です。

泉質は無味無臭で滑らかなお湯。かけ流しではありませんが、温度がちょうどよく、キャンプで疲れた体にはぴったりです。太陽の光が降り注ぎ、とっても開放的な浴室内もキレイです。

 

さて、この温泉に入る際、都会ではなかなか出くわさないシーンに遭遇しました。

お風呂からあがった地元のおじいちゃんに下着をはかせてくれって頼まれたんです。

足腰が悪いんだと思いますが、自分で下着を上げられなかったようです。

あくまでも憶測ですが、きっとこのおじいちゃんはいつも居合わせた誰かに頼んでるんだと思いますし、頼まれた方も嫌な顔せず手伝ってあげるんだと思います。それって、他人同士であったとしても、田舎だからこその人の温かさだったり優しさで成り立つことなんじゃないのかなと思います。きっと田舎ではそれが自然なんだろうなと、なんかこっちまで温かい気持ちになりました。

ま、そのおじいちゃん、お風呂から上がったあとグラサンかけながら、コーラをごくごく飲んでいました笑 そんなギャップもなんかかわいらしく、ほのぼのしました。

 

ダークでごついのにすごく美味い!黒い音威子府そば

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心も体もホカホカになった美深温泉を出発して、40号線をさらに北上すると、道沿いに真っ白な花を咲かせたそば畑が一面に広がる景色に変わってきます。

そう、そのそばが名産の北海道で一番小さな村・音威子府村に到着です。

この音威子府に来たからには、蕎麦を食べなければいけません。

誰もが見た瞬間に驚くほど黒い蕎麦です。

音威子府産のそば粉を100%使用し、甘皮までも挽いて入れているため、そばの豊かな香りとコシの強さが格別です。

ネットやツーリングマップルに載っていた「常盤軒」というお店に行ってみましたが、定休日。自分のタイミングの悪さを恨みます。

ちなみに常盤軒は音威子府駅の中にあり、立ち食いです。ただ、とっても評判で遠方からその蕎麦を求めてやってくる人も多いみたいです。

非常に残念な気持ちのままで、道の駅ならなんかあるだろうと期待して、道の駅おといねっぷに行ってみました。駐車場は結構混んでいます。

ここでふと気が付いたのですが、道北に来てから一層バイクが増えた気がします。やはり、最北を目指すのはロマンなんでしょうね。

さて、肝心のそばですが。。。

 

やりました。ありました。

さすが、道の駅。

 

常盤軒が休みだったからか、店内満席。

それだけ、この音威子府そばが人気である証でもあります。

早速ざるそばを注文。しばらくして運ばれてきました。

 

「黒っっっ!!!」

 

と心の中で独り言(一人なので。。。)

味はといいますと、やはりめちゃくちゃ美味い!!!

噛んだ瞬間にそばの香りが一気に広がります。

噛み応えある太さとコシも、その強い香りを後押し。

繊細なそばというよりは、武骨なそば。

非常に気に入ったので、お土産に買って帰りました。

いや~大満足大満足。

次回は常盤軒にぜひ行ってみたいと思います。

 

 

 

ということで、17日目の前編はここまでにしたいと思います!

後編は、長かった内陸からオホーツク海側に抜け、圧巻の景色の中、最北に進みます!

 

ではでは、また次回!