車で行く北海道一周の旅 2015夏【5日目】根室~知床
どうもこんにちは。
pannkichiです。
5日目は、根室~野付半島~標津~羅臼~知床までの約175㎞のルート
日本最東端・納沙布岬を見た後、244号線、335号線で知床半島に入り、知床峠を越えて知床を目指します。そして、その知床でキャンプです。
ついに来ました!日本最東端・納沙布岬
宿をチェックアウトした後、日本最東端である納沙布岬へ。
天気はも良かったため、北方領土である、国後島や歯舞島が見えました。
「島を還せ」と書いてある。
重い言葉です。
北方領土資料館に立ち寄り、改めて北方領土問題について知りました。
ニュースなどでその名前は聞くことはあっても、あまり知りませんでした。
第二次世界大戦の末期、日本が降伏した後に、ソ連が侵攻し島民を追い出し、それ以降、ソ連からロシアになってなお不当に占拠している問題です。資料館では、島民が住んでいたころの写真や地図が残っており、日本人がそこに生き、生活していた姿が残っています。誰がどう見たって日本です。
返還を求める運動に署名して、北方領土視察証明書を頂きました。
納沙布岬から根室市街に戻る途中、ツーリングマップルに載っていた日本最東端の駅に寄ってみました。
東経145°36’05”北緯43°19’18”の「東根室駅」です。
一日、5、6本しかないんですね。さすが最東端。
野付半島に向けて北上
この後、厚床から243号線、244号線に入り、野付半島に向かいます。
国後島と遠くに知床連山が見える美しい海岸線を走る素晴らしい道路です。
道の駅おだいとうで小休憩。
生乳生産量日本一の別海町の生乳を使用したソフトクリームを食べました。さっぱり濃厚でうまい!
野付半島に入り、ネイチャーセンターで昼食。
シーフードカレーを選びました。海の幸がゴロゴロ入っておいしかったです。
残念ながらトドワラまで行く時間がなかったので途中で引き返すことに。
とっても素晴らしい場所ですし、将来なくなってしまうかもしれないので、次回は絶対に来たいと思います。
野付半島について
ちなみのこの野付半島ですが、全長約26㎞におよぶ日本最大の砂の半島です。その中に砂浜、森林、干潟、原生花園、トドワラ、ナラワラなどあり、大自然が作り出した景観が広がります。そのトドワラ、ナラワラは、かつてトドマツやミズナラなどの原生林だった場所が、地盤沈下や風化によって枯れ朽ちた場所で、いずれなくなってしまうと言われているようです。また、半島内には原生花園もあり、5月~10月のシーズンには彩りあふれる草花が咲き乱れます。
世界遺産!大自然の宝庫・知床へ
さて、野付半島をあとにして、標津を通り、知床半島にいよいよ入っていきます。
羅臼手前で給油しました。
当初は羅臼側のキャンプ場を予定しておりましたが、GSの人から夕陽がきれいなウトロ側のキャンプ情報をゲットしたので、そちらにすることにしました。
羅臼の町から知床横断道路に入ります。
一応、予定していた羅臼野営場を見てみました。
こちらはフリーとは言え、変に区画されており、利用者も微妙。しかも車から遠い。
道路の反対側に、熊の湯というワイルドな温泉があり、非常に魅力的でしたが、峠を超えてウトロに行くことに決定。
知床峠では、快晴でしたので、美しく壮観な羅臼岳を拝むことができました。
懐かしのウトロへ到着。
なんとちょうどこの日(7/17)は知床が世界自然遺産に認定されて10周年の日でした。
そんな記念すべき日にこれてなんてラッキーなんでしょう。
鹿が普通にいる国設知床野営場
そんな大自然の宝庫、アウトドア人の憧れとも言える知床での初野営は、「国設知床野営場」です。料金は一人400円です。しかも、ホテル街の近くとはいえ、さすがにここは知床。シカやキツネが普通にやってきます。
サイトは林間・草地。車はほぼ乗り入れできませんが、ある程度近くに駐車することができます。また、トイレはものすごくキレイで、バイオラックスというシステム。
おがくずが回転し、中の微生物が汚物を分解するというとってもエコなトイレです。
シーズン時は混雑するそうですが、この日はそうでもありませんでしたので快適。
また、場内の夕陽台からはオホーツク海に沈むサンセットを一望できます。
今回は行きませんでしたが、近くには温泉もあります。
疲れたので早めの就寝。
ではでは。